路線バスと路面電車が衝突した事故現場=15日午後9時12分、岡山市北区表町
15日午後8時半ごろ、岡山市北区表町の県道交差点で、岡山電気軌道の路線バス(藤原団地発岡山駅行き)と、同社の路面電車(東山発岡山駅前行き)が出合い頭に衝突。バスの男性客(56)と電車の男性運転士(38)の2人がけがを負って救急搬送された。運転士は軽傷もようで男性客も命に別条はないという。バスの乗客はこの男性客のみで、男性運転手(45)にけがはない。電車に乗客はいなかった。
岡山中央署によると、事故は路面電車の軌道が中央を通る片側2車線の直線で発生。右折中の路線バスと対向車線側から直進してきた路面電車がぶつかった。自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで双方に事情を聴き、詳しい状況を調べる。
現場はJR岡山駅の南東約1・3キロ。路面電車は事故の衝撃で脱線し、割れたガラスが周囲に散乱した。近くに住む80代女性は「ドカーンと大きな音がした。乗客が多い昼間に起きていたらと思うと、ぞっとする」と話した。
事故の影響で路面電車の東山線が運休し、バスによる代替輸送で対応した。
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