米国と英国は、今週のトランプ米大統領の英国訪問に合わせ、100億ドルを超える経済協定を発表する見通し。写真はスターマー英首相とトランプ氏。米ホワイトハウスで2月撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
[ロンドン 15日 ロイター] – 米国と英国は、今週のトランプ米大統領の英国訪問に合わせ、100億ドルを超える経済協定を発表する見通し。米政府当局者が15日明らかにした。
当局者らは電話会見で、両政府は両国の技術分野を強化する新たな科学技術提携、民生用原子力発電での協力、防衛技術協力の前進の3つを柱とする貿易協定を締結する予定だと説明。協定は両国間の経済協力に重点を置いたもので、少なくとも100億ドル規模のディール(取引)が見込まれるという。
当局者の一人は、トランプ大統領にとって「今回の訪問は、緊密なパートナーであり同盟国である英国との関係を強化し、経済・外交政策上の相互利益を推進する機会となる」と述べた。
トランプ大統領は16日から国賓として英国を訪問する。メラニア夫人と共に17日にウィンザー城で英チャールズ国王と妻のカミラ王妃と会談するほか、18日にはスターマー英首相と会談し、共同記者会見を行う予定。トランプ氏の訪問には米ハイテク企業の幹部数名も参加するとみられる。
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