米国務副長官、韓国人労働者の移民捜査で遺憾の意表明 韓国発表

 韓国政府は14日、米ジョージア州で韓国人労働者数百人が拘束された移民捜査について、ランドー米国務副長官が遺憾の意を表明し、この件を両国関係強化の転換点にするよう提案したと発表した。写真は韓国の現代自動車のロゴ。ソウルで2017年4月撮影(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 14日 ロイター] – 韓国政府は14日、米ジョージア州で韓国人労働者数百人が拘束された移民捜査について、ランドー米国務副長官が遺憾の意を表明し、この件を両国関係強化の転換点にするよう提案したと発表した。

韓国外務省の声明によると、朴潤柱第1次官がソウルでランドー氏と会談し、新たなビザのカテゴリーを含む対応策に関する二国間協議を推進するよう求めた。

ジョージア州の自動車用バッテリー工場における不法就労の摘発で米移民捜査当局に拘束されていた韓国人労働者ら約300人が拘束から1週間後の12日、帰国した。 もっと見る

韓国外務省は「ランドー副長官は今回の件に対して深い遺憾の意を表明し、これを制度改善と韓米関係強化に向けた転換点にすることを提案した」と説明した。ランドー氏はトランプ大統領がこの件に「高い関心」を持っていると述べたという。

トランプ氏は、捜査で拘束された韓国人労働者らの強制送還を停止し、米国人への研修を行うために滞在を続けることを提案していた。

韓国はこうした事態の再発を防ぐため、既存のビジネスビザに明確なガイドラインを提示し、韓国企業による米国での大規模な投資プロジェクトを支援するため、韓国人専門家向けに新たなビザカテゴリーを設けるよう米国に求めている。

韓国外務省によると、14日の会談で、ランドー氏は韓国の投資が米国の製造業の再建に役立っていると指摘し、韓国人労働者の貢献に見合ったビザの発給を確保するために双方の実務者協議加速を呼びかけた。

ソウルの米国大使館からのコメントは得られていない。

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