いよいよ、13日、東京・世界陸上が開幕します。
改めて注目選手を見てみましょう。
宮崎県勢では35キロ競歩に日向市出身の旭化成・川野将虎選手、1万メートルに旭化成の葛西 潤 選手、そして、200メートルに宮崎工業高校出身で宮崎県スポーツ協会所属の水久保 漱至(そうし)選手の3人が出場します。
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さらには、3日前まで県内で直前合宿を行っていた、100メートルのサニブラウンアブデル・ハキーム選手や走り幅跳びの橋岡優輝選手の活躍も楽しみです。
そして、今回、お伝えするのは選手ではなく、大会を支えるスタッフです。
大会を成功させるべく宮崎から派遣される3人の競技役員に注目します。
■用器具係、写真判定員、場内アナウンサーなど、その業務は約40種類
13日から国立競技場で始まる世界陸上。
世界200の国と地域から2000人以上の選手が参加するこの大会で、白い服を着て、選手たちの競技をサポートするのが競技役員です。
用器具係、写真判定員、場内アナウンサーなど、その業務はおよそ40種類。
これらの業務を担う役員として、宮崎県陸上競技協会から3人が派遣されます。
■選手としての経験も生かして自分の役割を 黒葛󠄀原朱美さん
まずは、宮崎県内の大会では、主に場内アナウンスを担当している黒葛󠄀原 朱美(つづらばら あけみ)さん。
試合前の選手の招集所で、ビブスの番号やスパイクのピンの長さの確認などを行う競技者係を務めます。
(黒葛󠄀原朱美さん)
「試合前の選手なので、相手に不快感とか緊張感とかを与えると良くないので、こちらも笑顔で接していきたい」
大学時代には400メートルなどでアジア選手権に出場し、その後は競技を続けながら高校の教員をしている黒葛󠄀原さん。
選手としての経験も生かして自分の役割を果たしたいと意気込みます。
(黒葛󠄀原朱美さん)
「競技に臨む直前なので、少しリラックスしてもらいながら、きちんと正確にジャッジしないといけない。自分の実力を発揮できるように、緊張はするが、サポートできれば」
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