過去最大の赤字が2年続いた県立病院の経営について話し合う会議が12日、盛岡で開かれました。出席した委員に県は「5年で黒字化」させる方針を示しました。

会議には、県医療局の職員のほか、医療関係者ら7人の委員が出席しました。
県立病院の昨年度の経常損益は県内20の病院であわせて71億円余りの赤字で、一昨年度から2年連続で過去最大を更新しています。

これについて県は「物価高騰や診療報酬の引き上げで経営は厳しい中だが、入院患者をなるべく多く受け入れて、ことしは去年の同じ時期より収益が9億円以上増えている。2030年度までには黒字にする」と説明しました。

これに対して委員は「診療報酬の改定は急務」「岩手は全国で一番県立病院が多い。病院の大胆な合併を考えた方がいい」などと意見を述べました。

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