公開日時 2025年09月12日 11:04更新日時 2025年09月12日 11:38
愛媛県今治市役所のトイレで見つかった落書き(同市提供)
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共同通信
愛媛県今治市役所のトイレで「移民反対」などの落書きが複数見つかっていたことが12日、市への取材で分かった。国際協力機構(JICA)が今治など4市をアフリカ諸国のホームタウンに認定した後、「移民が増える」といった誤情報による苦情が殺到していた。
市は被害届を出し、今治署が器物損壊容疑で捜査している。
市によると、市職員が2日午後、市役所第1別館1階の女子トイレで、二つの個室の扉内側にそれぞれ「南アフリカ 移民反対」「南アフリカ ふざけるな」と書かれているのを発見、すぐに消した。約2時間半後、同じトイレで再び「移民反対」との落書きが見つかった。
10日午後には、第1別館2階の女子トイレで扉の内側に「移民反対 白紙にしろ」と書かれていた。いずれも黒色の油性ペンとみられるという。
JICAは8月、今治市とモザンビークの交流を促進するためホームタウンに認定した。市の担当者は「市民の財産である公共施設を傷つけることは絶対にやめてほしい」としている。
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