サッカー日本代表は現地時間9日のアメリカ代表戦に0-2で敗戦。見せ場の少なかった試合内容に、SNSなどではファンの苦言も目についた。一方で、試合を報じた海外メディアには意外な見方も。果たして日米代表の現在地はどこなのだろうか。《NumberWebレポート全2回の2回目/最初から読む》

 すでに来年の北中米ワールドカップ出場を決めているサッカー日本代表は、9月上旬にアメリカ遠征を行った。

 6日(日本時間7日)にはメキシコ代表と対戦し、スコアレスドロー。続く9日(同10日)のアメリカ代表戦では、メキシコ戦から先発11人を総入れ替えしたメンバーで臨んだ。この日の先発には遠藤航、鎌田大地、三笘薫ら主力の名はなく、連動性や守備の切り替え精度が落ちたことを海外メディアは冷静に見抜いている。

 米メディアは日本の良さとして、ボール保持と組み立ての巧みさを繰り返し取り上げた。米スポーツ専門メディアの『ESPN』の採点記事では、試合展開をこう伝えている。

「アメリカ代表の前半のポゼッション率は63%に達し、高い位置を取った両サイドバック、マックス・アーフステンとアレックス・フリーマンを通じて危険を作り出した」

 日本を直接的に褒めているわけではないが、FIFAランキングで17位の日本を相手にポゼッションを握ったことが強調されている点で、日本が通常はボールポゼッション能力に優れたチームであることを前提として記事が書かれていることが分かる。

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