新潟県産のコメの主力品種、コシヒカリの収穫が本格化する中、「魚沼産コシヒカリ」の品質を調べる検査が行われています。
JA魚沼によりますと10日までに検査した新米は見た目の評価が最も高い「1等米」の割合が7割余りと平年よりやや低くなっています。

JA魚沼は魚沼市や周辺の自治体で収穫されたコメを「魚沼産コシヒカリ」として出荷していて、今月8日から今シーズン収穫された新米の品質を調べる検査を行っています。

このうち、小千谷市の倉庫では12日、およそ30トンの検査が行われ、JAの職員がコメ粒の形や色などを目視で確認したあと、機械を使って水分の量を調べていました。

そして、見た目の評価に応じてコメの袋に次々と等級印を押していました。

JA魚沼によりますと今月8日から10日までに検査したおよそ144トンのうち評価が最も高い1等米の割合は73.5%と稲の穂が出る時期に気温が高く、雨が少なかったことから、平年の同じ時期の80%から90%に比べるとやや低い割合になりました。

JAは今後、暑さなどの影響がやわらいだ時期に穂が出たコメの収穫が進めば1等米の割合が上がってくるのではないかとしています。

JA魚沼の経営管理委員会の久賀満会長は「渇水などの影響を心配していたが、想像以上に状態はよい。水の管理などを工夫した生産者に感謝したい」と話していました。

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