10日から始まった「自殺予防週間」にあわせて、生活などに不安を抱える人たちの相談に応じている「いのちの電話」では、今月17日まで168時間連続でフリーダイヤルでの相談を受け付けています。

厚生労働省が定める10日から16日までの「自殺予防週間」にあわせて、生活などに不安を抱える人たちの相談に応じている「日本いのちの電話連盟」では、長崎を含む全国50か所の事務局と連携して、10日朝8時から17日朝8時までの1週間、168時間連続でフリーダイヤルでの相談を受け付けられる体制が取られています。

このうち、「長崎いのちの電話」の事務所では、午前8時の開始直後からひっきりなしに電話がかかってきて、ボランティアたちが寄せられた相談に耳を傾けていました。

「長崎いのちの電話」では、ふだんは土日も含めて毎日午後4時から9時まで、毎月10日は24時間、無料で相談を受け付けていますが、悩みを相談する電話が増える一方で、ボランティアの相談員の数は減少傾向となっているということです。

「長崎いのちの電話」の田村繁幸事務局長は「普段の生活の中で悩んでいることを話せる環境にない人がたくさんいる。相談員が少ないなかでも、死にたいという思いをとどめたい一心で電話を受け続ける」と話していました。

168時間連続の無料電話相談は0120−783−556の「なやみ・こころ」で受け付けています。

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