
9月9日、ポーランドのトゥスク首相はロシアがベラルーシで合同軍事演習を行うため、「国家安全保障上の理由」から11日深夜にベラルーシとの国境を封鎖すると発表した。ポーランドの同国境付近で8月撮影(2025年 ロイター/Kuba Stezycki)
[ワルシャワ 9日 ロイター] – ポーランドのトゥスク首相は9日、ロシアがベラルーシで合同軍事演習を行うため、「国家安全保障上の理由」から11日深夜にベラルーシとの国境を封鎖すると発表した。
ロシアとベラルーシの大規模な合同軍事演習「ザパド(西方)2025」を控え、近隣の北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるポーランド、リトアニア、ラトビアでは国家安全保障を巡る警戒感が高まっている。
ベラルーシ外務省はポーランドの臨時代理大使を召喚し、国境封鎖について苦言を呈した。
トゥスク首相は、ポーランドがベラルーシのスパイを拘束したことも明らかにするとともに、同国の外交官を追放する方針を示した。
ベラルーシの同盟国であるロシアがウクライナに侵攻して以来、以前から悪かったベラルーシとポーランドの関係はさらに悪化。ポーランドは既にベラルーシとの国境検問所の大半を閉鎖しており、現在開いているのは2カ所のみとなっている。
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