総裁選「前倒し」の議論中に飛び込んだ「総理辞任」の一報 驚きや戸惑い広がる「英断」「妥当」「残念」受け止め様々 宮城

総裁選「前倒し」の議論中に飛び込んだ「総理辞任」の一報 驚きや戸惑い広がる「英断」「妥当」「残念」受け止め様々 宮城

石破総理が7日、辞任を表明しました。自民党宮城県連では7日、「総裁選前倒し」について議論する中、辞任決断の情報が駆け巡り、驚きや混乱が見られました。また県民からも、辞任について様々な声が聞かれました。

自民党宮城県連で7日午後開かれた会議。

TBC

自民党県連 小野寺五典会長:
「宮城県連としては、より丁寧な手続きをしながら、“総裁選前倒し”の可否について皆さんと議論をし、方向を決めていきたい」

会議は、「総裁選の前倒し」について県連としての賛否を決めるためのもので、国会議員や県連の役員などが集まりました。党の政調会長を務める(辞意を表明済み)県連会長の小野寺五典衆院議員も東京から駆け付けました。

TBC

自民党県連 高橋宗也筆頭副幹事長:
「次に座長の選任でございますが、中山耕一会長代理にお願い…。ここでマスコミの皆さんご退出をお願いします」

会議は冒頭以外非公開で進められて、県連は終了後に賛否を公表する予定でした。しかし、会議の開始から30分後、事態が動きます。

会議中に飛び込んだ「辞任」の一報

県連会長の小野寺五典衆院議員が、急きょ東京へと戻ることになったのです。

TBC

自民党県連 小野寺五典会長:
「党本部の方から至急戻るようにということなので、それなりに重い決断をされるのかなと」

比例東北ブロックの森下千里衆院議員の姿も

TBC

森下千里衆院議員:
「これから会見もあるということなので、そちらを見ないとどういう状況でどういう判断をしたかわからないので、今は何ともコメントしにくい」

TBC

列島を駆け巡った「石破総理辞任」の一報。石破総理は、7日午後6時から会見を開き、自民党総裁を辞任することを表明しました。仙台市にある自民党県連の事務所では、県連幹部がテレビでこの会見の様子を見守りました。県連としては総裁選前倒しを「要求する」との結論を出したものの、突然の辞任表明により意味がなくなってしまいました。

TBC

自民党県連 佐々木幸士幹事長:
「びっくりした。こちらは丁寧に進めていた。(前倒しの賛否を党本部に)出す必要がないことも今初めて知った」
自民党県連 中山耕一会長代理:
「選挙での大敗という結果についての、トップとしての責任を本人はわかっていた。英断だと思う」

党の政調会長でもある小野寺衆院議員は石破総理の辞任会見後に次のように述べました。

小野寺五典政調会長:
「石破総理自身の政権運営は、国益のためにしっかりやってこられたと思う。だからこそ、支えきれなかったことに大変申し訳なく思っている」

TBC

自民党のもう1人の県選出国会議員である桜井充参院議員は、体調不良のためコメントを出していません。

一方、野党や有権者は

一方、野党の立憲民主党・鎌田さゆり衆院議員は政治的空白が拡大するとして自民党の一連の動きを批判します。

TBC

鎌田さゆり衆院議員:
「10月4日の総裁選まで、『もう辞めます』という総理大臣のもとで、国会は開かれず、政治空白がまた続く。政党内の事情はそれぞれあると思う。うちもあります。でも、その事情と国民生活が抱えている事情を一緒にしないでくださいと」

街の声:
「(選挙の)敗退や政治とカネの問題もなかなか払拭できなかったということもあるので妥当なのかなと思う」
街の声:
「そのまま続投すると思ったがこの時期に辞任はびっくりした」
街の声:
「石破首相を応援していたのでちょっと辞任は残念。国民はそこまで石破首相を辞任させたいと思っていないと思うが、自民党が今後選挙に勝つための方針なんだろうなと思う」

自民党は、9日にも次期総裁選の日程や方法を決めることにしています。

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