地震や津波による浸水被害を最小限に抑えるため、徳島市で9月9日、堤防が決壊したとの想定で図上訓練が行われました。

国土交通省・徳島河川国道事務所で行われた訓練には、職員ら43人が参加。

訓練は南海トラフ巨大地震が発生し、堤防が2ヶ所決壊したとの想定でおこなわれました。

訓練ではまず、潮位による浸水を防ぐための簡易的な堤防を、2週間以内に整備できるか検討されました。

(職員)
「仮復旧をするために、ここは浸水しているので」
「やろうと思ったら、二重締切、先やらないといけないんですけど」
「それやっていると、2週間では絶対に終わらない」

そして、その後、本格的な堤防の整備方法や資材の調達方法、搬入ルートが確認されました。

(徳島河川国道事務所・山川正泰 建設専門官)
「つい、災害の危険性については忘れがちになってしまいます」
「こういう訓練を通じて意識を高めて、関係者と連携して地域の皆様の安心安全につなげていきたい」

徳島河川国道事務所では、今後も重要水防箇所を巡視するなどして、地震や津波への備えを進めます。

WACOCA: People, Life, Style.

Exit mobile version