満月が地球の影に覆われて赤黒く輝く「皆既月食」が、8日未明およそ3年ぶりに各地で観測されました。

「皆既月食」は、太陽と地球と月が一直線に並び、満月が地球の影に完全に覆われる現象です。

日本で観測できるのは3年前の11月以来で、石垣島では「八重山星の会」代表の通事安夫さんが撮影に臨みました。

8日は午前1時半ごろ左上の部分から欠け始め、午前2時半ごろには月全体が地球の影に入り皆既月食の状態となりました。

何度も厚い雲に覆われて見えなくなりましたが、通事さんはその合間を縫って「赤銅色」ともいわれる神秘的な色に染まった月の様子を写真に収めるなどしていました。

皆既月食が次に日本で見られるのは、来年3月3日だということです。

通事さんは「皆既月食の状態に入ってからは曇ってきたので残念です。次回は今回と違って、夕方から夜10時ごろまでの早い時間に見えますので、期待したいと思います」と話していました。

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