イギリスから来た(左から)ハナさんとステイシーさん【写真:Hint-Pot編集部】
日本人だけでなく、訪れた世界中の人々を魅了する日本の四季。近年は夏の暑さが厳しくなっていますが、さまざまな工夫を凝らしながら、自然を楽しんでいる人も多いでしょう。イギリスから来た女性ふたりも、日本の暑さに驚きながら、母国ではお目にかかれない暑さ対策に感心したようです。いったい、どんな光景を目撃したのでしょうか。
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知人の影響で果たした初訪日
イギリスから初めて日本を訪れた、ハナさんとステイシーさん。東京からスタートし、京都、大阪、奈良、広島・宮島、金沢、長野までを2週間かけてめぐりました。まもなく帰国の途につく予定だといいます。
「ずっと来てみたいと思っていたの。友達の両親が日本に来たことがあって、すごく良かったらしいというのを聞いたのもあって」とステイシーさん。「それに、イギリスとは全然違うよって。でも、それをすごく楽しんでいるようだった」と、周囲の影響で、以前から日本への興味を募らせていたそうです。
日本の暑さ対策グッズに感心
夏真っ盛りの日本を楽しんでいるふたりですが、厳しい暑さには参ってしまったようです。
「とてもとても暑いよね」と苦笑いするハナさん。ステイシーさんも「暑い。でも、まあ、わかっていたことだから。暑いし、湿度も高いって」と、事前の情報からある程度覚悟はしていたものの、実際に体験してみると想像以上だったと振り返ります。
そんななか、ふたりが街を歩いていて感心したのは、日本人の暑さ対策です。
ハナさんが興味を示したのは、日本で広がりを見せる日傘。今では男女問わず、多くの人が使用しているイメージですが「イギリスでは見たことない」と、新鮮な光景に驚きを覚えたようです。
また、ステイシーさんも、日本独自の暑さ対策グッズに興味を覚え「暑いのもあって、奈良で扇子を買ったの」と、実際に購入したというアイテムを教えてくれました。扇子は電気を使わず、持ち運びにも便利な日本古来の知恵。実用性とお土産としての価値を兼ね備えており、魅力的に映ったようです。
知恵と工夫に満ちた暑さ対策に感心し、夏の日本を満喫したふたり。もし再び訪れることがあれば、ほかの季節も楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
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