紀伊半島豪雨から14年となるのにあわせ、当時の被害や土砂災害の危険性について伝える展示会が、奈良県橿原市で開かれています。

平成23年9月の紀伊半島豪雨では、台風の影響で土砂崩れなどが相次ぎ、奈良、和歌山、三重の3県で死者・行方不明者が合わせて88人に上りました。

奈良県などが橿原市のショッピングモールで開いた展示会では、25枚のパネルなどが展示され、このうち十津川村の栗平地区で起きた土砂崩れについて説明したパネルには、▼京セラドーム20個分にあたるおよそ2400万立方メートルの土砂が崩れた被害の大きさと、▼14年たった今も復旧工事が続いている様子が、写真で紹介されています。

会場には、土石流の被害を防ぐ砂防ダムの模型も展示され、子どもたちがショベルカーのおもちゃを無線で操縦しながら、仕組みを学んでいました。

奈良県砂防・災害対策課の山下大雅 係長は「紀伊半島豪雨などの土砂災害について知ってもらい、日頃から災害に備えてほしい」と話していました。

この展示会は、「イオンモール橿原」で7日午後4時まで開かれています。
 

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