国際親善試合    日本―メキシコ ( 2025年9月6日    米国・オークランドコロシアム )

<サッカー日本代表練習>練習に臨む鈴木彩(撮影・西海健太郎)
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 米国遠征中のサッカー日本代表は4日(日本時間5日)、米カリフォルニア州オークランドで全体練習を行い、6日(同7日)のメキシコ戦に向けて調整した。

 この日、取材に応じたGK鈴木彩艶(23=パルマ)は、強豪メキシコの点取り屋たちとの対戦を前に「2トップの2人のヒメネスはアジアよりもはるかにレベルが高い」と腕をぶした。昨季途中までFW上田綺世(27=フェイエノールト)と定位置を争った、FWサンティアゴ・ヒメネス(24=ミラン)と、同国代表で長年エースを張ってきたFWラウル・ヒメネス(34=フラム)の強力2トップを警戒し、こう言葉にした。

 「ポストプレーが特長的で、そこに当ててフリックや、そのままターンしてシュートが強烈。GKとしては常に全ての準備はするが、特にそこの集中はしていきたい」

 日々、イタリアでもまれている鈴木は「レベルが高いのは明らかだが、そこまでの驚きはない」と言い、「普段通り」を強調する。直近のセリエA第2節アタランタ戦では、中央を切り裂く縦パスを披露。強豪相手に主導権を握るためにも攻撃の出発点となれる鈴木の高いビルドアップ能力は欠かせない。

 「自分があえてプレッシャーを受けることで一人プラスができてプレスもはがせる。プレッシャーを受けた中でもしっかりプレーすることが大事になる」

 一方で、守備面での成長も口にした。「ボールが自分から離れている時の準備は良くなった。背後に抜けてきた時の出る判断と逆にクロスに出ない判断も確実に良くなっている」。アタランタ戦でもエリア外から大きく飛び出してボールを処理するなど、的確な判断力も見せた。GK大国のイタリアで研さんを積む守護神が、強豪メキシコの前に立ちはだかる。

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