少雨による河口湖の渇水が長期化しています。
水位の低下は記録的な水準に達していて、ボート業者やイベント関係者が対応に追われています。
【写真を見る】河口湖が水位低下 渇水が長期化 ボート業者やトライアスロン関係者も苦慮
山梨県などによりますと、河口湖は3日時点で基準水位を3.62メートル下回りました。
今年4月と比較しても、水位は大幅に低下し、約8年ぶりの低水準となっています。
河口湖が渇水した際、水を放水することで救ってきたのは隣の西湖ですが、去年までの5年間の平均と比べ、水位が1.1メートル低下していて河口湖に放水する余裕はないということです。
こうした中、河口湖のボート業者は湖底の岩にぶつかる恐れがあるため、桟橋につなぐボートの数を減らして対応しています。
サップなどのアクティビティも、安全面から提供しづらい状況だといいます。
また、影響はスポーツイベントにも…
富士河口湖町 政策企画課 広瀬晃士係長
「去年の大会と比べて2メートルほど湖面が下がっていて、だいぶ干上がっている状況。40メートルくらい陸が出てきてしまったので、スイムからランに移行する距離がのびてしまった」
今週末に予定されているトライアスロン大会で、河口湖はスイムの会場となりますが、水際が後退したことで、大きな石などがコース内に現れてしまっています。
町はホームページでマリンシューズの着用を促すなどしていて「選手が安全に競技できるよう環境を整備したい」としています。
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