仁淀川流域の魅力を若い世代にPRしようと、高知県越知町で、関東の大学生を招いて現地を巡る体験ツアーが行われました。

このツアーは、仁淀川流域の交流人口拡大を図ろうと、越知町と関東在住の仁淀川流域出身者でつくる「関東仁淀ブルーの会」などが連携して企画しました。ツアーには、栃木県の白鷗大学の学生16人が参加し、9月1日から町内を巡りました。

3日に訪れたのは、浅尾沈下橋。
2021年公開のアニメ映画「竜とそばかすの姫」の舞台のモデルとして一躍有名になった場所です。

■学生
「アニメで映った場所、実際に見れていい」

■学生
「地元の足利は渡良瀬川が有名だけど、景色が違う・・・」

今回のツアーは「関東仁淀ブルーの会」会長で越知町出身の小池勝次郎さんが、白鷗大学・総合研究所メディアセンターの特別顧問を務めていることから実現したものです。

2日は横倉山を散策しました。横倉山は、壇ノ浦の戦いで崩御したといわれる安徳天皇が生き延びて隠れ住んだという伝説が残っています。地元のガイドは、このような伝説を生み出したのは、仁淀川流域の自然が背景にあると説明します。

■地元ガイド
「山には必ず神様がいるというような事が当たり前の時代でしたので、長い間。川とか、仁淀ブルーですので、にこ淵行くかもしれませんが、ああいう淵ですね、大きな。ちょっと底が見えないので怖い。そういう所とか、森が深いのでこわい。そういう畏れ多い所に、自分たちと違う世界があると思う心ですね。そんなものが宿っていて、いろんな物語が世の中にできたんだろうと思う」

学生たちは、実際に見て、歩いて体感することで仁淀川流域の美しい自然と文化に魅了されているようでした。

■学生「また来たいですね、ぜひ。ここまで楽しかったこと、なかなかないし、アウトドアで楽しかったってあまりないので、それを体感して、実感して。なので、また来れるなら来たい」

学生たちは、9月4日まで仁淀川流域に滞在し、いの町の「にこ淵」などを巡る予定です。

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