8月末、8ヵ月ぶりに開催された「松江駅前デザイン会議」。
当初、会ではJR松江駅前の在り方について去年秋をめどにまとめる予定でしたが、予定が1年後ろ倒しになっています。
【写真を見る】駅前の在り方めぐり市長は? 一畑百貨店閉店から1年半 停滞する議論 島根県松江市
この現状を受け、島根県松江市の上定市長は2日の定例会見で「丁寧に進めていっている」と述べ、予定から遅れている認識はないとしました。
松江市 上定昭仁市長
「松江テルサを残す案も(松江駅前デザイン会議で)検討されることになった」
「そうした複数の案を検討するにあたって、時間がどうしてもかかってしまったというのは、当初の計画との差違ともいえる」
JR松江駅前の一畑百貨店が閉店したのは去年1月。
松江市と松江商工会議所は2023年12月に「松江駅前デザイン会議」を設置し、当初、去年秋をめどに、松江駅前の今後の姿をまとめるとしていました。
しかし、途中、駅西側にある松江テルサの撤去案が上定市長から示されたこともあり、様々な案を検討する中で、議論に時間が掛かる結果となっています。
松江市 上定昭仁市長
「当初から想定はしていたが、いろんな方からいろんな意見を申し述べていただいて、関心を持っていただいて、皆さんからたくさん関心を持っていただくのは心強いことと受け止めている。」
「そういった知恵を結集して、松江駅前について、『百年の計』で今後、考えていかなければならないと思っている」
一畑百貨店閉店から1年半。
市民からは不安や心配の声も挙がっていて、納得いく結論とともに、スピード感を持った議論も求められています。
山陰放送
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