WBSC U-18 野球ワールドカップ2025について知っておくべき10のこと - World Baseball Softball Confederation

「ラグザス presentsWBSC U-18野球ワールドカップ2025」は、日本野球連盟とNPBエンタープライズが、日本高等学校野球連盟の支援を受けて沖縄県で共催する。メイン会場は那覇市にある15,000人収容の沖縄セルラースタジアム、第2会場は糸満市にある12,000人収容の西崎球場だ。

WBSC U-18野球ワールドカップは大きな注目を集める大会だ。その歴史や、これまで大会を彩ってきた数々の名選手たちについて知っておきたいことは少なくない。WBSC主催大会の中でも特に人気の高いこの大会に関する10のポイントをご紹介しよう。

1 – WBSC U-18野球ワールドカップは、最も歴史の古いユース野球ワールドカップだ。1981年にアメリカのニュージャージー州ニューアークで第1回大会が行われた。当時の国際野球連盟会長であったロバート・スミスは、当初「AAA世界選手権」と名付けられたこの大会を毎年開催されるイベントとして構想し1997年まで毎年開催した。1999年から国際野球連盟はそれを隔年で開催した。

2 – しかし、連盟はこの大会を奇数年と偶数年で交互に開催しようと試み、例外的に1999年と2000年に連続で開催されている。その後、2012年と2013年に再開され奇数年のスケジュールに戻った。新型コロナウイルスは2021年大会を2022年に延期させ、再び大会が2023年に開催された。

3 – 1970年代後半から1980年代前半は、国際野球にとって激動の時代だった。世界アマチュア野球連盟（スペイン語の頭字語でFEMBA）という別の統括団体が1973年に設立されたが、元の国際野球連盟（後に国際アマチュア野球連盟、FIBAと改名）と競合し、FIBAは1977年にジュニア世界野球選手権を立ち上げたが、両団体が合併した後、唯一の国際統括団体となった国際アマチュア野球協会（スペイン語の頭字語でAINBA）はこの大会を決して正式なユース国際大会として認めなかった。

4 – キューバは1984年から2004年にかけてこの大会を席巻し、1984年から1987年にかけて4連覇を含む、U-18野球ワールドカップで11回優勝した。彼らの最後の優勝は2004年だったが、キューバは依然としてU-18世界タイトル最多数を誇る。

5 – U-18野球ワールドカップの全大会に出場している唯一の国はアメリカだ。優勝回数は10回でキューバに1回差で続いている。特に2012年から2017年にかけて4大会連続で優勝を果たし当時は圧倒的な強さを見せつけた。

6 – カナダはアメリカ以外の国で初めてU-18野球ワールドカップを主催した国で、1984年にサスカチュワン州中西部のキンダーズリーで同大会を開催した。それ以来、カナダはU-18野球ワールドカップを過去最多の13回主催。最後の開催は2017年のオンタリオ州サンダーベイだった。

7 – 第32回大会は、日本が主催する2回目の大会となる。2015年9月6日、大阪の阪神甲子園球場で行われた第27回U-18野球ワールドカップの決勝では、アメリカが日本を破った。

8 – 日本は2023年、台北市で開催された第31回U-18野球ワールドカップで初優勝を飾るまでに決勝で4度敗れている。アメリカは過去最多となる12回の決勝で敗れており、ワールドカップ決勝に進めなかったのはわずか9回しかない。また銅メダルも5回獲得しており、表彰台を逃したのは4大会のみ。チャイニーズタイペイは銀メダル10回、銅メダルでは最多となる7回を記録している。

9 – 沖縄諸島は、太平洋と東シナ海を隔てる琉球列島の一部で、1879年に先島諸島や大東諸島とともに日本の最南端、最西端の県である沖縄県となった。合計160の島がありそのうち49の島に人が住んでいる。

10 – 沖縄本島は日本の主要5島の中で最も小さく人口も少ない島で、その長さは約106キロメートル（66マイル）、幅は11キロメートル（7マイル）。沖縄モノレール（ゆいレール）は那覇と浦添を結んでおり、那覇空港から終点のてだこ浦西駅まで19の駅がある。WBSC U-18野球ワールドカップのロゴをラッピングしたモノレール車両が大会期間中運行される。この島は、17世紀に武道である空手が生まれた場所でもある。

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