地域特性を踏まえた、快適で省エネルギーな住まいを普及させるために「やまなしKAITEKI住宅指針2025」を策定した山梨県は、10月1日から指針に盛り込んだ一定の性能基準を満たす住宅をブランド認定する制度と、県内の工務店が施工する認定住宅を対象とする補助制度をスタートする。人口減少対策を視野に入れた子育て世帯の暮らし支援や、空き家問題の解消も重点目標として掲げながら、社会インフラとしての良質なストックの形成を促す。【編集部 関卓実】

指針の策定に伴い、新築・リノベーション(改修)それぞれに4段階の性能(認定)基準を設けた。賃貸を除く戸建て住宅で、認定条件をみると、新築・リノベともに長期優良住宅認定をベース(必須)としている点が特徴だ。

特にリノベにおいても長期優良住宅(増改築)をマストとしたことについて県建築住宅課では「部分リノベではなく1棟全体のリノベを促すことで、将来的な住み替え需要にも対応できる持続可能なストックの拡大につなげたい」と説明する。なお、新築の断熱性能は、等級6以上を認定の最低ラインに設定した。

4つの性能基準をみると、基準1は新築・リノベともに認定長期優良住宅(新築・増改築)であることとした。基準2では・・・

この記事は新建ハウジング8月30日号1面(2025年8月30日発行)に掲載しています。

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