小学6年生と中学3年生を対象に行われた「全国学力テスト」の結果が公表され、和歌山県の平均正答率は 小学生が「国語」で全国平均を上回りましたが、中学生は3教科すべてで正答率などが全国平均を下回りました。

今年度の全国学力テストは小学6年生と中学3年生を対象に「国語」、「算数・数学」、「理科」、の3教科でことし4月に行われ、県内では公立の小・中学校など331校の1万2000人余りが参加しました。

公表された結果によりますと、小学生の平均正答率は▽「国語」が68%で、全国平均を1ポイント上回りました。

▽「算数」は58%、▽「理科」は57%で、いずれも全国平均と同じでした。

一方、中学生の平均正答率やスコアは、3教科すべてで、全国平均を下回りました。

▽「国語」は52%で全国平均を2ポイント、▽「数学」は45%で3ポイント下回りました。

また、▽「理科」は、新しく導入された「平均IRTスコア」と呼ばれるスコアで全国の平均の503を「23」下回りました。

平均IRTスコアは、生徒ごとに異なっていた問題を同じ尺度で比較できるものだということです。

都道府県の順位はことし秋に公表されます。

県教育委員会は「小学生の学力は改善傾向にあるが中学生は思考力や表現力をつける授業を充実させて学力の向上につなげたい」としています。

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