【写真を見る】新型コロナの感染者倍増「ウイルス量は過去の流行時に匹敵」中北で警報レベル入り 山梨

 県によりますと、今月24日までの1週間に県内で新たに新型コロナへの感染が確認されたのは387人。お盆休みで医療機関の休業が多かった前の週の163人から2.37倍となりました。

 県内全体の新規感染者数は1医療機関当たり11.06人。保健所の管轄地域別では中北が1医療機関あたり16.5人となり、警報レベル入りしました。また、峡南は10.67人で注意報レベル入りです。

 今年に入り新型コロナの感染者は春にかけて減少傾向にありましたが、7月ごろを境に再び増加に転じています。

 山梨大学医学部で感染症を専門に扱う井上修医師は「新型コロナの感染の波は冬と夏に固定化されつつある」と指摘。下水に排出された遺伝子量を測る調査でも実数を上回る水準でウイルスが検出されていて、潜在的な患者も多いといいます。

山梨大医学部 井上修医師
「過去の流行の時と匹敵するくらいの数が出ている。1日1000人以上くらいの患者が県内で報告されていた時のウイルスの量と大体同じくらい」

 夏休みが終わり再び集団生活が始まるため、日常の過ごし方に工夫が必要だということです。

 井上医師は体調が悪いと感じたら、無理に学校や仕事に行かない、マスクを活用するなど、基本的な感染症対策の徹底を呼び掛けています。

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