ことし4月に実施された「全国学力テスト」の結果が公表され、静岡県では小学生がすべての科目で全国の平均正答率を下回りましたが、中学生はすべての科目で全国平均を上回りました。
全国学力テストは、子どもたちの学力や学習状況を把握しようと、文部科学省が毎年、全国の小学6年生と中学3年生を対象に実施しています。
ことし4月に行われたテストの結果が公表され、県内の小学6年生の平均正答率は、
▼「国語」が66%で全国平均を0.8ポイント下回ったほか、
▼「算数」が57.1%で0.9ポイント、
▼「理科」が55.3%で1.8ポイント、それぞれ下回りました。
また、県内の中学3年生は、
▼「国語」が56.3%で全国平均を2ポイント、
▼「数学」が51%で2.7ポイント、それぞれ上回ったほか、
▼今回初めてオンライン形式で行われた「理科」の平均スコアは527で、全国平均を24上回りました。
県内では平成19年のテスト開始以来、中学生はすべての教科で全国平均を上回っています。
一方、学習状況に関する調査では、パソコンやタブレットなどを授業でどの程度使用したかといった「ICTの活用」に関する項目が小中学生ともに全国平均を上回りました。
県教育委員会は結果を分析した上で授業の改善策を検討し、市や町と共有することにしています。
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