本学は台湾の国家発展委員会(National Development Council:NDC)と共同で、2025年8月22日に、スタートアップ振興のための「Kyoto University × Taiwan Startup Symposium」を国際科学イノベーション棟にて開催しました。

 シンポジウム開催前には、劉鏡清 NDC大臣と湊長博 総長、室田浩司 副理事・成長戦略本部長との懇談も行われました。懇談では、日本、台湾双方のスタートアップの国際展開に対する支援において連携を強化していくことなどがあらためて確認されました。

 シンポジウムでは、はじめに、室田副理事が開会挨拶を行い、「台湾との協力を通じエネルギーやバイオ、AIなどの分野でスタートアップの成長が期待できる」と話しました。続いて、劉大臣が「京都大学との連携により互いの成長につなげたい」と語りました。また、鈴木一弥 京都府副知事、岡田憲和 京都市副市長も駆けつけ、台湾と本学の連携が、世界に広がるスタートアップ・エコシステム形成につながることに期待を寄せました。会場では、参加した台湾の有力スタートアップ企業と本学発のスタートアップ企業計14社が集まり、互いの技術などを紹介し交流しました。

 台湾当局で経済政策を主導するNDCは昨年、スタートアップ支援の連携に向けて東京に拠点を開設し、関西での拠点設立にも意欲をみせています。また、本学子会社のベンチャーキャピタルである京都大学イノベーションキャピタル株式会社(京都iCAP)とも、同年9月に連携協定を締結しました。NDCは傘下の投資機関を通じ、京都iCAPの新しいベンチャー投資ファンドへの出資を検討しています。京都iCAPは台湾拠点の開設も検討しており、今後も、両機関の連携を深めてスタートアップを育てていく予定です。

文章を入れてください
シンポジウムにて挨拶する劉大臣

文章を入れてください
シンポジウムの様子

文章を入れてください
シンポジウム後のネットワーキングの様子

文章を入れてください
劉大臣と湊総長

WACOCA: People, Life, Style.

Exit mobile version