多胎家庭を支援するアプリ「moms」が3県全自治体に対応

双子や三つ子を育てる家庭に特化した妊娠育児アプリ「moms」は、福岡県、佐賀県、山梨県の全自治体の相談窓口にアクセスできる「多胎SOS」機能を新たに導入しました。この機能により、居住地の自治体窓口にワンタップでつながり、必要な支援を受けやすくなります。多胎家庭の孤立や育児に関する情報不足を解消し、安心して育児できる社会を目指す活動が進んでいます。今後、全国1741自治体すべてへの展開を目指し、自治体との連携を強化する方針です。

この記事の要約

育児アプリ「moms」が福岡、佐賀、山梨の全自治体に対応。
多胎家庭の支援を目的に「多胎SOS」機能を導入。
全国1741自治体への展開を目指し連携を強化。

多胎家庭の孤立を支援するアプリ「moms」が福岡県・佐賀県・山梨県の自治体窓口に対応

この記事は、多胎家庭に関心がある方や育児に悩む親にとって非常に有益な情報を提供します。特に、多胎育児における孤立感や情報不足に悩む方々にとって、支援の手が差し伸べられることを知ることで、安心感や希望を得ることができるでしょう。

「moms」とは

双子や三つ子などの多胎家庭に特化した妊娠育児アプリ「moms」は、株式会社ponoが運営しており、福岡市に本社を構えています。代表取締役の牛島智絵氏は、双子を育てる中で感じた孤立感や育児の厳しさを背景に、このアプリを開発しました。最近、momsは居住地の自治体の相談窓口にワンタップでつながる「多胎SOS」機能を福岡県・佐賀県・山梨県の全自治体に対応させることに成功しました。

多胎家庭が直面する課題

多胎家庭は、単胎児家庭と比べて虐待死率が2.5~4倍、離婚率も1.5~2倍高いというデータがあります。育児疲れや夜泣きに追い詰められ、「この夜を越せないかも」と感じる親も多いのが現実です。牛島氏自身も、双子の育児中に助けを求めたくてもどの窓口に連絡すれば良いのか分からず、SOSを出せなかった経験があります。このような実体験から、信頼できる窓口に簡単にアクセスできる「多胎SOS」機能が誕生しました。

「多胎SOS」機能の具体的な内容

「多胎SOS」機能では、アプリ上で郵便番号を登録することで、その地域の相談窓口にワンタップで電話をかけることが可能です。全国1741自治体の相談窓口に対して、一つひとつ確認を行い、許可を得た窓口のみを掲載しています。この機能によって、ママやパパが「安心して」電話できる窓口につながることが最大の価値です。

地域支援の強化

特に山梨県では、市町村ごとに設置されている多胎妊娠・育児相談窓口の情報を集約し、県公式ホームページ内に多胎妊娠・育児支援の専用サイトを新設しました。これにより、県全体として多胎家庭の支援体制が可視化され、当事者がmomsを通じて安心して相談窓口にたどり着ける環境が整いました。

山梨県の多胎妊娠・育児相談窓口の詳細は、こちらから、福岡県の情報はこちら、佐賀県の情報はこちらで確認できます。

今後の展望

「多胎SOS」は、全国1741自治体すべての掲載を目指しています。株式会社ponoは、自治体に対し、多胎妊娠・出産・子育てについての理解を促し、連携を図りながら、今ある行政支援がさらに充実するよう働きかけていく方針です。

多胎育児は喜びに満ちる一方で、孤立や情報不足といった深刻な課題を伴います。牛島氏は、自身の経験を踏まえ、地域ごとに支援が異なる格差をなくし、日本全国で安心して育児ができる社会を目指しています。この目標を達成するためには、民間だけでなく、自治体との連携が不可欠であると考えています。

終わりに

「多胎SOS」を通じて、地域と社会全体で支え合う循環を広げることが期待されています。子どもたちの笑顔と家族の未来を守るために、今後も多胎家庭への支援が充実していくことを願います。momsは、育児に悩む多胎家庭にとっての頼れるパートナーとして、これからもその役割を果たしていくことでしょう。

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