鳴門「第九」を歌う会が解散を決めたことに対し、鳴門市の泉理彦市長は、今後についていろんな考え方ややり方があるとした上で、「早急に議論していきたい」と述べました。

8月26日は、鳴門「第九」を歌う会が鳴門市の泉理彦市長に面会し、8月24日に開かれた総会で解散が決まったことの報告と、44年間の活動への感謝を伝えました。

解散の理由は、赤字運営が続いていることや、会員数の減少と高齢化によるものなどとしています。

これに対し泉市長は、今後の「第九」演奏会の開催と継承について、助言を頂きたいと述べました。

鳴門「第九」を歌う会は、鳴門市にあった板東俘虜収容所で捕虜のドイツ兵が、アジアで初めて「第九」を演奏したことを継承しようと1981年に設立。

翌年に初めて演奏会を開きました。

その後、組織はNPO法人化され、コロナ禍を除いて毎年、演奏会を開いてきました。

(鳴門「第九」を歌う会・飯原 道代 副理事長)
「今回、本当に苦渋の選択で、解散をみなさまとともに決断いたしました」
「鳴門の宝をずっと続けてくださるように、鳴門市に主導になってお願いしたいと思う」

(鳴門市・泉理彦 市長)
「残念と、それと同時に本当に感謝をしているというのが私の気持ちです」
「直営でやるのか、あるいは、また別の団体を立ち上げて頂くのか、フォローしていくのか」
「いろんな考え方、やり方があると思いますので、それを早急に議論していきたい」

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