
韓国の朴炳承前国会議長は24日、中国の王毅外相に対し中国との関係正常化への意欲を表明し、両氏は経済協力の強化で一致した。写真は2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[ソウル 24日 ロイター] – 韓国の朴炳承前国会議長は24日、中国の王毅外相に対し中国との関係正常化への意欲を表明し、両氏は経済協力の強化で一致した。韓国外務省が発表した。
訪米中の李在明大統領は朴氏を団長とする特別代表団を中国に派遣した。韓国のテレビによると、朴氏は王外相に対し、両国が協力して「近年緊張が高まっている韓中関係の正常化への扉を開く」ことを期待すると述べた。
韓国外務省が25日発表した声明によると、朴氏は李氏からの習近平国家主席宛ての親書を王氏に手渡し、習氏を10月に開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に招待した。王氏は代表団の訪問を歓迎し、両国関係の発展に向けたメッセージに謝意を示したという。
朴氏は「(韓国の)新政権は、韓米同盟の発展を継続するとともに、国益に基づき、韓中戦略的協力関係の成熟した発展を追求する」と述べた。
両氏は経済およびサプライチェーン分野での協力を実質的に前進させることで合意した。
中国外務省の発表によると、王氏は良好な隣国関係や、相違点を維持しながら共通点を探り協力を拡大することが「正しい選択」であることを両国関係の発展が示してきたと述べた。
また、韓国との安定と継続性を維持することが中国の方針だとし、両国関係を着実に前進させるために双方が「国民感情を改善し、敏感な問題を適切に管理」する必要があると述べた。
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