欧州で展開されるトヨタの「プロエース」シリーズは、大きく3つのモデルに分けられます。その中で最小サイズとなるのが「プロエースシティ」です。
ボディサイズは、全長4403mm(ロング仕様は4753mm)×全幅1848mm×全高1880mmと、都市部でも扱いやすいボディサイズが特徴です。
基本的には小型商用車ですが、乗用タイプ「プロエースシティ ヴァーソ」も存在します。今回発売されたミニキャンパーは、この乗用モデルをベースとなっています。
架装は現地のコンバージョン専門ビルダー「TINKERVAN(ティンカーヴァン)」が担当しており、車中泊にも対応した装備も充実しています。
なかでも2名が就寝できるポップアップルーフは、折りたたみ式であるため利便性の高いアイテムです。
このほか、80Ahのサブバッテリー、格納式テーブル、カーテン、自転車ラックなども備わり、コンパクトな車両サイズながらも、より快適に車内で過ごせる空間を実現しています。
価格は3万7446ユーロ(約650万円)からで、取り外し可能なベッドフレームキット、屋外で使うための折り畳み式チェア、オーニングなどオプションパーツも多数展開しており、幅広いニーズに対応可能となっています。
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このモデルの発表に対し、国内のユーザーからは「普段使いもできるサイズ感が魅力的!」「装備が充実している」「コンパクトながら快適に過ごせそう」などさまざまな声が寄せられていました。
また、「日本でもぜひ発売してほしい」という声が多数見受けられ、国内市場への導入を強く期待する反響が高まっています。
欧州では近年、バンライフや週末キャンプといった自由なライフスタイルへの関心が高まっており、こうした需要に応えるため、自動車メーカーが小型商用車をベースにしたキャンピングカーを市場に投入する動きが活発になっています。
今回発表されたプロエースシティ ヴァーソ ミニキャンパーは、日常使いもできる「ちょうどいい」キャンピングカーとして、市場からの高い注目を集めることでしょう。
シープロダクション
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