All About ニュース編集部は全国の20~70代の男女を対象に「山梨県の13市」についての独自調査を実施。「一度は住んでみたいと思う市」ランキングの結果を紹介します。(画像出典:PIXTA)
2025.08.22
山梨県の13市で「一度は住んでみたい」と思う市ランキング(画像出典:PIXTA)
山梨県は首都圏に分類され、東京都や神奈川県にも隣接している好立地から近年移住者も増えています。
All About ニュース編集部は2025年7月16~17日の期間、全国の20~70代の男女250人を対象に「山梨県の13市」についてのアンケートを実施。「一度は住んでみたいと思う市」ランキングの結果を紹介します。
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第2位:南アルプス市/51票
2位は南アルプス市でした。名前の通り、南アルプス山麓に位置し、南アルプス登山の玄関口でもあります。宝島社『田舎暮らしの本』の特集「2025年版第13回住みたい田舎ベストランキング」の「この移住地がスゴイ!最新の移住者・人口動向で探る 移住者増の人気地ベスト100」では第13位にランクインしていました。
市内に鉄道の駅はありませんが、中部横断自動車道南アルプスインターチェンジがあり、静岡県方面へのアクセスも便利。2025年には南アルプスインターチェンジすぐの立地に、山梨県初の会員制倉庫型スーパー「コストコ」がオープンし、買い物の選択肢が広がりました。
回答者からは「ネーミングにインパクトがあるから」(40代男性/神奈川県)、「アルプスに囲まれた自然豊かな市に住んでみたい」(60代女性/和歌山県)、「コストコもできて便利になったなと感じたからです」(20代男性/静岡県)、「景色が綺麗そうで空気もお水もなんとなく美味しそうだから」(30代女性/神奈川県)といった声が上がっていました。
第1位:甲府市/86票
山梨県のほぼ中央にある甲府市は、武田信虎公が市内のつつじが崎に館を構えた1519年を開府(まちのはじまり)としています。2019年に開府500年を迎えました。
県庁所在地で県内最大の都市なので、生活するには何かと便利。市役所や図書館などの公共施設をはじめ、10以上の病院、保育園から大学までの多彩な教育施設がそろっています。
また、NPO法人エガリテ大手前による「第20回 次世代育成環境ランキング 2024」(2025年5月発表)では、全国62の中核市の中で1位に選ばれており、子育て環境としても高評価。特に小児医療や児童福祉が高く評価されています。
暮らしの利便性は高い一方、市の6割以上を森林が占め、ほどよく自然があるのも魅力。手軽に歩ける里山から、経験者向きの山までいろいろあります。
交通面では、JR中央本線と身延線が乗り入れる甲府駅から特急「あずさ」「かいじ」で新宿まで約1時間30分。高速バスも運行しており、都心へのアクセスも良好です。
回答者からは「県庁所在地なので、施設などが充実していると思うから」(50代男性/東京都)、「歴史ある街だと思うから」(40代女性/岡山県)、「豊かな自然に囲まれながらも、生活に必要な施設がそろっている点に魅力を感じるからです」(30代女性/北海道)、「東京へのアクセスが良さそうだから」(20代女性/長野県)といった声がありました。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の執筆者:古屋 江美子 プロフィール
ライター。山梨県甲府市出身。旅行を中心にウェブや会員誌等で執筆。これまでに訪れた国は約50カ国。山梨県の「やまなし大使」としても様々な情報を発信中。現在は神奈川県在住。総合情報サイト「All About」旅行ガイドも務める。
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