インド政府は金銭を賭けて遊ぶオンラインゲームの禁止を計画している。2022年9月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[ニューデリー 19日 ロイター] – インド政府は金銭を賭けて遊ぶオンラインゲームの禁止を計画している。ロイターが19日「オンラインゲームの促進と規制に関する法案2025」の内容を確認して明らかになった。法案はまだ公開されていない。この法案が成立すれば、数十億ドル規模の外国投資を集めてきた業界にとって大きな打撃となる可能性がある。
法案はそのようなオンラインマネーゲームについて、金銭を預けて報酬や金銭的利益を得ることを期待して遊ぶゲームと定義。心理的および経済的な損害を引き起こす可能性があるとし、オンラインゲームのサービス提供や運営を禁じている。最大3年の懲役および罰金が科される可能性があるという。
ベンチャーキャピタル企業ルミカイはインドのゲーム市場規模が29年までに36億ドルに達すると予測している。
「ドリーム11」や「モバイル・プレミア・リーグ」といったスタートアップ(新興企業)が運営するクリケットゲームなどに人気があり、投資家の関心が高まっている。
法案を起草したインド情報技術省はコメントの要請に即座に応じなかった。ドリーム11とモバイル・プレミア・リーグもコメントを控えた。
ドリーム11のクリケットゲームは、ユーザーがわずか8ルピー(約0.10ドル)を支払って、チームを結成する。賞金総額120万ルピー(約1万4000ドル)の獲得を目指して競う。
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