内藤哲也 イタリア&ドイツ遠征が白紙! まさかの〝夏休み〟理由を告白「残念だし焦りますけど…」

東京都内に記者を呼び出し、線香花火に興じる内藤哲也

 元新日本プロレスの内藤哲也(43)が、20年ぶりの〝夏休み〟を絶賛満喫中だ。BUSHIとともに「ロス・トランキーロス・デ・ハポン」として再始動した内藤だったが、予定していたイタリアとドイツでの試合は急きょ白紙に。何ともズンドコな展開の末に文字通りトランキーロな毎日を送っている。一体この男に何が起きているのか――。

 今年5月に新日本を退団した内藤は、7月に英国・RPWマットでBUSHIとともに2試合に出場。帰国後には15日(日本時間16日)にイタリア、17日(同18日)にドイツの団体に参戦する予定を明かしていた。

 ところが連絡を取ってみると、欧州に向かっているはずの内藤はまだ日本にいるという。取材場所として緊急招集されたのはもちろんファミレス…ではなく、都内の公園だった。夜の公園にたたずむ内藤は、なぜかバケツに水を張って線香花火に興じている。この状態で話し込む43歳の男2人は、もはや不審者の域だ。

 一体何があったのか。内藤は「本来なら英国の後に米国での試合が入ってたんですけど、ビザがいまだに下りないと。米国のビザが取れないと予定が立てられないので、欧州の返事をちょっと後回しにしてたら…後回しにしすぎたということです」と試合消滅の経緯を説明。「そろそろもうヤバいんじゃないかといって返事をしたら『もう遅いよ』と。トランキーロではいられなかったんでしょうね。次がいつかは分からないんですが、とりあえず今回は流れました」と、まさに二兎を追う者は一兎をも得ずの展開に肩を落とした。

 今後に関しては複数の米国インディ団体と出場する約束があるが、すべてビザ次第のため現在は身動きが取れない状況だという。「そりゃ決まってたことが予定通りいければよかったですけどね…。まあ、こんなズンドコも新日本プロレスにいたら経験できなかったことなのかなと思うと、残念だし焦りますけど、だからこそそんな自分に言いたいですよ、あの言葉をね」と〝日本のまったりさん〟らしく自然の流れに身を任せる意向だ。

 新日本時代はG1クライマックスがあったため、この時期をゆっくり過ごすのはある意味で貴重な機会とも言える。内藤は「予定が立てられないマイナスはあるんですけど、世間でいうところの夏休みをこんなに休めるのって、新日本に入門する前の2005年の夏以来なんで。20年ぶりに夏を満喫してますよ」と、最後の一本まで線香花火を楽しんだ。

 後片付けを終えた内藤は近隣コインパーキングに戻って愛車に乗り込むと「いま小銭がないから、ちょっと駐車料金を立て替えてくれない? 後でコンビニに寄って、ついでに家まで送ってあげるからさ」と優しく提案。しかし、精算してロック板が下がった瞬間に車は急発進し、夜の闇を切り裂くように走り去っていった…。

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