大雨で車が水没するなどして使えなくなった人達に向けて、熊本県内でレンタカーの無償貸し出しが始まります。しかし、支援用の車が不足しているため、車そのものの寄付も呼びかけています。
【写真を見る】熊本県で“レンタカーが足りない” 被災後の無償貸与 初日で約500件の申し込み 車の寄付も追加募集
■「災害サポートレンタカー」とは
これは、東日本大震災をきっかけに設立された「日本カーシェアリング協会」の取り組みで、大雨で車が使えなくなった人や、片付けに軽トラックなどが必要な人に、寄付された車を無料で貸し出すものです。
■貸し出しについて
軽乗用車や普通乗用車は1か月ごとの更新で長期利用が可能、軽トラックや軽バンは最長3日間(期間中は何度でも利用可能)です。
また、電話やインターネットから事前の申込と予約が必要です。貸し出しは先着順で、準備が整えば協会が電話で連絡するとしています。
【貸出期間・場所】
期間: 早くて8月25日から12月25日まで
場所: 熊本市西区役所旧館(熊本市西区小島2丁目7-1) ※今後増える可能性あり
【貸し出しの条件】
免許証の提示(運転する人全員分)
携帯電話の所有
被災の証明(被災・罹災証明書の申請控え、証明書、状況のわかる写真など)
ただし、携帯電話や被災を証明できるものがない場合は相談に応じるとのことです。また、75歳以上の場合は家族の同意が必要です。
■車の寄付、ボランティアの受付について
協会によりますと、17日までに625件の申し込みがありました。初日だけで497件の申し込みがあり、これは1日の申込数としては過去最多だったということです。
17日時点で50台の車を準備していますが、さらに50台を調整しています。
しかし能登半島地震の支援を続けていることや、同じく大雨で被害を受けた鹿児島県でも支援を始めるため、車が足りていないとして、新たに400台の寄付を募っています。
活用できない車も、リサイクルして資金として活用するため応募は可能です。また、寄付された車を運ぶためのボランティアも募集しています。
【活用できる車の寄付条件】
・車検が3か月以上残っていること
・安全な走行に支障がないもの(オイル漏れやエンジン・足回りの不調がないこと、タイヤにスリップサインがないこと など)
■申し込み・問い合わせ先《貸し出し・寄付》
一般社団法人日本カーシェアリング協会
電話: 050-5799-4740 (受付時間 9:30〜16:00 水曜休み)
HP: 24時間受付 https://www.japan-csa.org/
熊本放送
WACOCA: People, Life, Style.