高岡伶颯
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 イングランド2部cのFW高岡伶颯(18)がフランス3部バランシエンヌに期限付き移籍することが6日、発表された。日章学園高に在学中の昨年6月に加入が内定。4月にチーム合流後はU―21チームでプレーしてトップ昇格を目指していた。

 バランシエンヌは公式サイトで高岡の加入を伝えるとともに「このローン移籍は歴史的な出来事でもあります。伶颯はVAFCのユニホームを着る初の日本人選手となります。2001年にオナンにトヨタ自動車の工場が設立されて以来、この地域は日本と強い絆を維持してきたことを考えると、これはまさにうってつけの偶然です」と紹介した。

 バランシエンヌとサウサンプトンは英国のスポーツ投資会社が経営権を持つ同じグループのクラブで、選手の育成メソッドなどは共通している。高岡にはベルギーなど複数クラブからオファーがあったが、近い将来の主力候補としてハンドリングの効くチームで成長を促したいフロントの意向もあり、移籍先が決まった。

 フランス3部で日常のレベルが下がる可能性はあるが、グループクラブへの期限付き移籍はサウサンプトンからの期待の高さの表れでもある。同グループは高岡の日本代表活動への派遣にも理解があり、9月のU―20W杯への派遣に向けても好材料だ。

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