カナダ閣僚、メキシコ大統領らと「生産的」な会談 米関税控え

カナダのアナンド外相は8月5日、メキシコ市を訪問し、シェインバウム大統領や政府高官らと「生産的」な会談を行ったと明らかにした。メキシコ大統領府提供写真(2025年 ロイター)

[メキシコ市/トロント 5日 ロイター] – カナダのアナンド外相は5日、メキシコ市を訪問し、シェインバウム大統領や政府高官らと「生産的」な会談を行ったと明らかにした。さまざまな2国間問題で協力を深める計画を策定することで合意したと述べた。

アナンド氏はシャンパーニュ財務相と共にシェインバウム氏と会談し、2国間関係を再確認したとXに投稿。メキシコのデラフエンテ外相とも会談したと明らかにした。「シェインバウム大統領や政権関係者との協議により、経済成長、安全保障、貿易多様化に関する重要な共通優先事項が前進した」とした。

その後、オンライン会見で「カナダとメキシコの間でさまざまな要素に焦点を当てた作業計画を策定することで合意した。例えば、強靭なサプライチェーン(供給網)、港湾間の貿易ルート、人工知能(AI)とデジタル経済、エネルギー安全保障などだ」と述べた。

米国との貿易交渉は引き続き建設的との認識も示した。

メキシコのエブラルド経済相は先に、米国向け製品に課された関税への対応に関する両国の経験についてシャンパーニュ氏と協議すると説明。「カナダはメキシコがどのように成果を上げているのかを知りたがっている」とし、「経験を共有し合うつもりだ」と記者団に述べていた。

メキシコは先週発効予定だった米国向け製品への30%の関税を回避し、トランプ政権との合意に取り組む90日間の猶予を確保した。一方、トランプ氏はカナダからの多くの製品に対する関税を25%から35%に引き上げる大統領令に署名した。

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