バレーボール・ネーションズリーグ1次リーグ男子千葉大会   日本3―2アルゼンチン ( 2025年7月17日    千葉ポートアリーナ )

得点が決まり喜ぶ高橋藍(左)と石川(撮影・小海途 良幹)

 バレーボールのネーションズリーグ男子1次リーグ第3週で、世界ランキング6位の日本は同9位のアルゼンチンと対戦。フルセットの死闘の末にセットカウント3-2で競り勝ち、連勝を飾った。

  日本は6月の中国、ブルガリア大会を終えて5勝3敗の4位で、開催国・中国と上位7チームによる決勝大会進出圏内につける。今大会から石川祐希、高橋藍ら主力が合流した。

 第1セット序盤はアルゼンチンのサーブに崩され主導権を握られたが、11―14の場面で石川がブロックポイントを獲得。さらに石川の緩急を織り交ぜた攻撃が決まり1点差に迫ると、ここでアルゼンチンがたまらずタイムアウト。タイムアウト直後に宮浦健人のアタックが決まり、同点に追いついた。しかし、終盤にアルゼンチンの3連続得点を許すなど押し切られ、このセットを逃した。

 第2セットは序盤から拮抗した展開が続いたが、17―19となったところで日本がタイムアウトを要求。しかし、流れを引き寄せることはできず終盤へ。最後はチャレンジの判定にも申し立てをするなど、勝利への執念を燃やしたが、2セット連取を許した。

 後がない第3セットは宮浦が躍動。強烈なスパイクを次々と打ち込んだ宮浦の得点でセットポイントを迎えると、最後は相手のサーブがミスとなり、第3セットを奪い返した。

 第4セットは終盤まで競った展開が続いたが、23―22で高橋は会心のサービスエース。最後は宮浦のバックアタックが決まり、2セットを連取。最終セットは14―13から最後は相手のサーブがネットにかかり、フルセットの死闘の末に日本が勝利をつかんだ。

 ▼高橋藍 しんどい試合だったんですけど、チーム全員で勝ち取った1勝です。皆さんの沢山の応援のおかげです。ありがとうございます。今日も2セット取られて苦しい展開が続く中で、出ている選手でギアを上げて行けた。日本ラウンドでしっかり成長できている。また皆さんの前で素晴らしい景色を見せられるように頑張ります。

 ▼石川祐希 途中から入ったメンバーが活躍してくれた。何とか勝利できてうれしい。コートに入ったメンバーが活躍した。(自身が不在だった)1、2ラウンドでもいいプレーを外から見ていた。頼もしい仲間達だと思う。まだ試合はあるので、もっとコンディションを整えて臨みたい。ブラジルも非常に強い。難しい試合になるがしっかり勝ちたい。

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