長崎の被爆者が写真展
2025/07/29 18:24
「忘れないプロジェクト」の写真展=29日午前、長崎市の長崎県美術館
長崎で原爆がさく裂した8月9日午前11時2分の日常を撮影する企画を2009年から手がけてきた被爆者小川忠義さん(81)が29日、被爆80年の節目に、16年間の応募作から厳選した約千枚を集め、長崎市の長崎県美術館で写真展を開いた。来月3日まで。「のどかな日常の風景が並んでいる。80年前に一瞬で失われた命に思いをはせて」と語った。
企画名は「忘れないプロジェクト」。シャッターを押すだけで気軽に参加できるとして「写真展を通して若者に企画を知ってもらいたい」と、これまでの写真を集めた。
入場無料。企画は今年も実施し、8月31日まで写真を募集している。
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