公開日時 2025年07月29日 15:44更新日時 2025年07月29日 15:44
カチャーシー、ステージに登場した中城村のマスコットキャラクター「護佐丸」=2025年6月1日、サンパウロ市・サンタクララ支部ホール
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琉球新報朝刊
第3回護佐丸(ごさまる)まつりがこのほど、ブラジル・中城村人会の主催で、サンパウロ市のブラジル沖縄県人会サンタクララ支部ホールで盛大に開催された。会場は中城村出身者や県人会の関係者らで満員となり、熱気に包まれた。
琉球王朝時代の中城城の城主として知られる英雄・護佐丸に敬意を込めて、名前の語呂合わせ「ゴ・サ・マル」にちなみ毎年5月30日前後にイベントを開催している。
オープニングを飾ったのは、エイサーグループ「Yuriki no Kizuna」。中城出身の若者たちが力強い太鼓と踊りで観客を魅了した。フィナーレでは、同じく中城出身者を中心とする「Ryuka Eisa」が圧巻の演舞を披露し、会場全体が一体となって盛り上がった。
来場者の一人、ブラジル出身で中城村系2世の比嘉哲夫さんは「久しぶりに友達や家族と再会できて、本当にうれしかった」と笑顔で語った。
ステージ上では、護佐丸をモチーフにした中城村の公式マスコットキャラクター「護佐丸」も登場。子どもたちの人気を集めたほか、キャラクターが描かれたクッキーなども販売され、来場者を楽しませていた。
(安里三奈美通信員)
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