あっという間に7月が終わり夏の折り返し地点です。WE Love 女子サッカーマガジンは、7月の最後にサンフレッチェ広島レジーナのクリエイティブに関する記事を公開します。どのメディアも報じていない、そして、女子サッカー関係者にとってとても大切なレポートとなる予定です。
8月に入ると2025/26SOMPO WEリーグが開幕します。各地でトレーニングキャンプを終えたWEリーグのチームは、ホームタウンでトレーニングマッチを実施する等、準備の大詰めに入っています。
最も大きな話題となったのは、なでしこジャパンで10番を背負う塩越柚歩選手(東京NB)の移籍
代表活動により全ての選手が揃わないチームも
東アジアE―1サッカー選手権2025決勝大会 韓国でなでしこジャパン(日本女子代表)に選出された選手は、開幕前の大事な時期にチームを離脱しており、より一層、トレーニングに力が入ります。そして、 AFC U20女子アジアカップタイ2026予選に臨むU-19日本女子代表メンバーは8月6日(水)に開催されるU-19グアム女子代表戦に向けクアラルンプールへ出発すると、2025/26SOMPO WEリーグ第1節終了まで所属チームを離れることになります。
RB大宮アルディージャWOMENとノジマステラ神奈川相模原のトレーニングマッチ
7月20日に行われたRB大宮アルディージャWOMENとノジマステラ神奈川相模原のトレーニングマッチでは、ピッチ外にも目が向きました。RB大宮アルディージャWOMENの浜田芽来選手が取材に応えました。ノジマステラ神奈川相模原からの移籍に加え東アジアE―1サッカー選手権2025決勝大会 韓国でチームを離れていたため、所属チームでの戦術練習が、まだ十分ではないはずですが、代表活動で得た経験や発見は貴重なものだったようで、明るい表情でした。
浜田芽来選手(大宮)
また、ノジマステラ神奈川相模原には、前日に加入が発表されたばかりのパオラ・ソルデヴィラ選手がすでに合流していました。急ピッチでコンディションを上げていきます。
昨シーズンはINAC神戸レオネッサでプレーしたパオラ・ソルデヴィラ選手と話す池尻凪沙選手(N相模原)
ジェフ千葉レディースのハードなトレーニング
密度の高いトレーニングが続くジェフ千葉レディースは公開を予定していた2つのトレーニングを非公開としました。どのチームも、できればファン・サポーターにトレーニングを公開したいと考えますが、やむを得ない事情で公開できなくなる場合があります。WE Love 女子サッカーマガジンは、できる限りファン・サポーターの期待に応える記事をお届けしなけれればなりません。例えば、ジェフ千葉レディースの監督に就任したカルメレ・トレス監督とは何者なのか、まだ、ほとんど報じられていません。母国・スペインから得た情報も含め、近日中に整理してお伝えする予定です。
ジェフ千葉レディースらしさ溢れる独特の景色
チームの背骨にあたる重要な役割を担う選手が移籍したチームや新監督が就任したチームにどのような魅力が生まれるのか楽しみです。 各チームが各々の解題を抱えながら来春まで続く2025/26SOMPO WEリーグの開幕を迎えます。
今月の #女子サカマガ を振り返る
日テレ・東京ヴェルディベレーザに「浦和のスタンダード」を加える WEリーグ連覇と世界を目指し
7月はWEリーグで戦うチームの新体制が発表される季節です。今年も日テレ・東京ヴェルディベレーザの新体制記者会見に出席しました。今年の特徴は浦和系の取材者が出席していたこと。大物移籍の影響です。おそらく、各メディアの注目はそちらに集まるだろうと考え、三菱重工浦和レッズレディースから加入の2選手以外への質問をさせていただき記事に盛り込みました。
なでしこジャパンと対戦する人生の選択 チャイニーズ・タイペイ女子代表 松永早姫選手(新北航源FC)
以前になでしこリーグ公式サイトの取材でお会いしたことのある松永早姫選手をリモート取材しました。他のメディアの記事と比較していただくとわかるのですが、この記事では「帰化」という単語を使用していません。それは、松永選手が自ら「帰化」という単語を使用していないからです。チャイニーズ・タイペイ女子代表は東アジアE―1サッカー選手権2025決勝大会 韓国で中国女子代表、韓国女子代表を相手に善戦。久しぶりのFIFA女子ワールドカップ出場が期待されます。
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの「地域活動は全力で」 その伝統と理由
暑い日でした。船橋市と千葉市で取材。WEリーグのチーム(クラブ)の地域活動について考えました。今シーズンに期限付き移籍で加わった田中桃子選手のコメントから、チーム(クラブ)により地域活動のやり方や考え方が違うのだということがわかりました。ほとんどの選手の表情に笑顔が溢れていました。とても良い一日でした。
ちふれASエルフェン埼玉の「サポータータウン」誕生 熊谷市から40km離れた蕨市 3人のキーパーソンが語る
埼玉県蕨市を訪ねキーパーパーソンを取材しました。「サポータータウン」は新しく生まれた概念です。地元にプロチーム(クラブ)がなくても成立するので、今後、蕨市の例を転用した活動をできる自治体が各地に生まれる可能性があるのではないでしょうか。影山洋さん(有限会社染太郎 代表取締役)の熱量に圧倒されました。
なでしこジャパン 熊谷紗希選手の語る「限界を越えるメンタリティ」 約2千700人の中高生に講演
素晴らしい講演でした。なぜ熊谷選手が長く活躍できるのか、どのチームでも優勝に貢献できたのか、そして、なでしこジャパン(日本女子代表)において人望が厚いのか、全てを納得できました。中高生にとって、忘れられない一日になったのではないでしょうか。そして、この取材の翌週に熊谷紗希選手はご結婚を発表。驚きました。
次月の #女子サカマガ をご紹介
このような記事を予定しています。あなたの考えを裏付ける、生の最新情報をWE Love 女子サッカーマガジンで入手できます。来月もよろしくお願いします。
・WEリーグ開幕直前
・WEリーグ組にとってのなでしこジャパン
・サンフレッチェ広島レジーナと平和
・カルメレ・トレス監督とは何者か
・WEリーグによるラグビー使用
(2025年7月27日 石井和裕)
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