メキシコから来た(左から)カルロスさんとパウリーナさん【写真:Hint-Pot編集部】
海外から日本を訪れる旅行者にとって、食文化の体験は大きな楽しみのひとつです。今回来日したメキシコ出身のふたりも、“本場”でようやく叶った“憧れの味”に心を躍らせたといいます。実は、母国では日本食をなかなか気軽に味わうことができなかったとか。その理由とはいったい、なんなのでしょうか。
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日本滞在の最終日 名残惜しい様子のメキシコ人
メキシコから初めて日本を訪れた、カルロスさんとパウリーナさん。ふたりは大阪、福井、東京をめぐる10日間の旅を楽しみました。「明日が滞在最後の日なんだ」と話すカルロスさんは「泣くよ。帰りたくない。それか次に来る計画を立てるよ」と、名残惜しさをにじませます。
「小さい頃からとにかくポケモンが好きだった」というカルロスさんたっての希望で、初訪日が決まった今回の旅。期待以上に、日本での体験は感動の連続だったようです。
パウリーナさんは「本格的なテーマパークに行くのが人生で初めてだったの。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンも良かったけど、東京ディズニーシーはとくに素晴らしかった」と笑顔を見せます。
メキシコでは高級な日本料理
そんなカルロスさんとパウリーナさんは、日本での食事も強く印象に残ったようです。新鮮な食べ物がそろう日本ならではの味覚に、パウリーナさんは舌鼓を打ちました。
「日本でおいしかったものは全部。食べるもの全部がおいしい」
一方で、母国・メキシコでの日本食事情について、カルロスさんは「食べたことがない料理もたぶんあったけど、そもそもメキシコで日本料理はすごく高級なもの」と明かします。
「タコスは小さいものが1つ200円くらいなのに、巻き寿司は1本3000円くらいすることもある。ラーメンも1杯の価格は同じくらい高い。日常的によく食べる料理ではないんだよね」
日本では気軽に食べられるラーメンや寿司も、メキシコでは特別なごちそうだといいます。
日本の味が日常的に楽しめる環境に、驚いた様子のカルロスさん。残りわずかの滞在も、存分に楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
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