ゼレンスキー氏、スビリデンコ第1副首相を新首相に指名 内閣改造準備

ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、シュミハリ首相の後任にスビリデンコ第1副首相(39)を指名した。写真は1月、スイスのダボスで撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)

[キーウ 14日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、シュミハリ首相の後任にスビリデンコ第1副首相(39)を指名した。内閣改造の準備を整えているとみられる。

スビリデンコ氏は経済学者出身で、2021年に第1副首相に就任。米国との鉱物資源協定に関する交渉で重要な役割を果たした。スビリデンコ氏の首相就任には議会の承認が必要になる。

ゼレンスキー氏は「ウクライナの経済的潜在力を高め、国民に対する支援プログラムを拡大し、国内の兵器生産を拡大するための具体的措置について議論した」とし、「この目標の達成に向け、行政部門の改革に着手している」とXに投稿した。

スビリデンコ氏もXへの投稿で、規制緩和や官僚機構の縮小、企業の保護、不要不急の歳出削減を進め、防衛と戦後復興のための「国家資源の完全集中」を実現すると表明。「ウクライナは欧州で最も強力な経済大国の一つとなるに値する」とした。

また、ゼレンスキー氏は現首相のシュミハリ氏を国防相に指名することも発表。夜間のビデオ演説で「シュミハリ氏の豊富な経験が、国防相の職において価値あるものとなることは間違いない」と述べた。

シュミハリ氏は20年3月に首相に就任。ソ連崩壊後のウクライナで在任期間が最も長い首相となった。

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