ブラジル、米に貿易協議を要請 トランプ関税に「憤慨」表明

ブラジルは16日、米国に対し、貿易協議を巡り5月に提示した案への回答を求めた。写真はリオデジャネイロ港のコンテナ貯蔵施設。10日撮影(2025年 ロイター/Pilar Olivares)

[ブラジリア/サンパウロ 16日 ロイター] – ブラジルは16日、米国に対し、貿易協議を巡り5月に提示した案への回答を求めた。トランプ米大統領は先週、ブラジルからの輸入品に8月1日から50%の関税を課すと表明した。

ブラジル外務省と開発省の共同声明によると、同国政府は15日に書簡を送付。「事態の緊急性を考慮し、ブラジル政府は米政府からこの案に関する見解を得たいと考えていることを改めて表明する」と記し、「相互に合意できる解決策をさらに模索できる交渉分野」があることを示唆した。

また、米国が表明した10%から50%への関税率の引き上げに「憤慨」を表明した。財(モノ)とサービスの両方で対米貿易赤字が継続的に発生しており、過去15年間でその総額は4100億ドル近くに上ることも書簡は指摘した。

米国との貿易協議で5月に提示した案を巡っては、アルキミン副大統領が14日、米側からまだ回答を受け取っていないと述べていた。

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