中国とASEAN、FTA改良版を10月に首脳に提出へ=中国外相

 7月12日、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は、自由貿易協定(FTA)のアップグレード版を10月に首脳に提出し、承認を得ることで合意した。写真は11日、クアラルンプールで記者団の質問に答える王外相。代表撮影(2025年 ロイター)

[上海 12日 ロイター] – 中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は、自由貿易協定(FTA)のアップグレード版を10月に首脳に提出し、承認を得ることで合意した。中国の王毅外相が12日に明らかにした。

双方は2022年11月にFTAのアップグレードに向けたいわゆる「3.0版」の交渉を開始し、25年5月に完了した。3.0版にはデジタル経済、グリーン経済、サプライチェーン(供給網)の連携などの分野が含まれる。

11日にマレーシアのクアラルンプールで開催された東アジアサミットに出席した王氏の発言を引用した中国外務省の声明によると、中国とASEANはまた、40以上の分野での双方の協力を明記した5カ年行動計画でも合意した。

南シナ海における行動規範に関する協議について、来年の完了を目指すことでも一致したという。南シナ海では中国と複数のASEAN加盟国が領有権を争っており、行動規範は紛争を管理することを目的とした一連のガイドラインとなる。

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