ブラジル中央銀行のニルトン・ダビド金融政策担当理事は2日、データが望ましい方向に向かっているか評価するのにさらに時間が必要だとし、利上げサイクルの「非常に長期」の一時停止を示唆した。写真は2024年12月、ブラジリアで撮影(2025年 ロイター/Ueslei Marcelino)
[2日 ロイター] – ブラジル中央銀行のニルトン・ダビド金融政策担当理事は2日、データが望ましい方向に向かっているか評価するのにさらに時間が必要だとし、利上げサイクルの「非常に長期」の一時停止を示唆した。
同理事はシティ主催のイベントで利上げ停止方針について、潜在成長率を超える過剰な経済成長が吸収され、インフレ圧力が和らぐ兆候を待つ必要があることを反映していると強調。「(金利据え置き)期間の長さが影響すると考えている」と述べた。
このプロセスには国内経済の減速が必然的に伴うとも指摘し、「われわれは金融政策が効果を発揮すると確信している。時間の問題だ」と語った。
ブラジル中銀は6月の金融政策委員会(COPOM)で政策金利を0.25%ポイント引き上げ、15%とした。利上げは7会合連続で、金利は2006年7月以来の高水準に達した。一方、7月の会合では引き締めを一時停止する方針を示した。
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