中国サービス業の活動拡大ペースが6月に予想以上に鈍化し、9カ月ぶりの低水準となった。米国の対中関税率引き上げが輸出の重しとなる中、中国経済の新たな不安要因となった。

  財新とS&Pグローバルが3日発表した6月の中国サービス業購買担当者指数(PMI)は50.6と、前月の51.1から低下した。ブルームバーグが実施したエコノミスト調査の予想中央値は50.9だった。50を上回る数値は活動拡大を示す。 

  米中両国は5月の貿易協議で相互の関税率を90日間引き下げることで合意し、貿易戦争は一時休戦状態となった。この措置が貿易の持ち直しや工業生産の下支えに寄与しているものの、低調な雇用市場や賃金の伸び鈍化が消費者心理を冷え込ませている。

原題:China Services Activity Weakens to 9-Month Low in New Hurdle (2)(抜粋)

 

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