プーチン氏はウクライナ全土を「征服」したい キーウ訪問のドイツ外相

ウクライナのキーウで、会談前にウクライナの戦没者記念壁の前に立つアンドリー・シビハ外相(右)とドイツのヨハン・ワデフル外相(2025年6月30日撮影)。(c)Genya SAVILOV/AFP

【AFP=時事】ドイツのヨハン・ワデフル外相は6月30日、ウクライナの首都キーウを訪問し、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はウクライナ全土を征服したがっているとの認識を示した。ロシアはウクライナ全土に対する攻撃を強化している。

ワデフル氏はプーチン氏について、「ウクライナ全土を征服するとともに、欧州全土に恐怖を広めようとしている」「交渉に前向きだと主張しているのは見せかけにすぎない」と述べた。

ワデフル氏は、キーウの空爆現場を視察した後、ドイツは防空システムと弾薬のために20億ユーロ(約3390億円)の追加予算を計上していると述べた。

ウクライナのアンドリー・シビハ外相はキーウでワデフル氏と共同記者会見を開き、ロシアが攻撃を強化しているのは「パニックをあおり、ウクライナ国民の気分に影響を及ぼすため」だと非難。

「これを防ぐには、防空システムが鍵となることは間違いない。わが国の防空能力の強化に前例のない支援をしてくれたドイツの友人たちに感謝している」と続けた。
【翻訳編集】AFPBB News

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