7月1日 トランプ米大統領(写真右)は1日、連邦政府の支出を削減するため、電気自動車(EV)大手テスラなど、実業家イーロン・マスク氏の経営する企業への補助金削減を政府効率化省(DOGE)が検討すべきだとの考えを示唆した。写真は5月30日、米ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)
[ワシントン 1日 ロイター] – トランプ米大統領は1日、連邦政府の支出を削減するため、電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O), opens new tabなど、実業家イーロン・マスク氏の経営する企業への補助金削減を政府効率化省(DOGE)が検討すべきだとの考えを示唆した。
1日のテスラのフランクフルト上場株は5%下落した。
トランプ氏は自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に「イーロンは史上最も多くの、飛びぬけた額の補助金を得ている人物かもしれない。補助金がなければ、イーロンは恐らく会社をたたんで南アフリカに帰らなければならないだろう」と投稿。
「ロケットの打ち上げも、衛星も、電気自動車の生産も、もうなくなる。米国は大金を節約できるだろう。恐らくDOGEにこの問題をしっかり検討させるべきではないか? 巨額の金を節約できるだろう!!」と述べた。
トランプ氏の投稿に対し、マスク氏は「私は文字通り全てをカットしろと言っている。今すぐに」とXに投稿した。
マスク氏は、トランプ氏が強力に推し進める大型減税・歳出法案を非難している。30日には、同法案を支持した議員らの議席を奪うと主張。法案の巨額支出が「われわれが一党制国家に住んでいる」ことを示すとし、新たな政党の必要性をあらためて訴えた。
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