7月1日 S&Pグローバルがまとめた6月のHSBCインド製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は58.4と、14カ月ぶりの高水準だった。写真は2019年5月、ムンバイで撮影(2025年 ロイター/Francis Mascarenhas)
[ベンガルール 1日 ロイター] – S&Pグローバルがまとめた6月のHSBCインド製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は58.4と、14カ月ぶりの高水準だった。
輸出の大幅な増加を受けて生産が拡大し、雇用の増加ペースは約20年前の調査開始以降で最高を記録した。
速報値から修正はなかった。5月は57.6。PMIは50が好不況の分かれ目となる。
HSBCのインド担当チーフエコノミスト、プランジュル・バンダリ氏は「堅調な最終需要が、生産、新規受注、雇用創出の拡大を促した」と述べた。
旺盛な需要を背景に生産の拡大ペースは昨年4月以来の高水準。新規受注の増加ペースは約1年ぶりの高水準。輸出受注が好調で、2005年3月の統計開始以降で3番目に高い伸びを記録した。対米輸出が好調との回答が目立った。
価格圧力は緩和。鉄鋼価格の上昇にもかかわらず、投入価格の上昇率は過去4カ月で最低。
販売価格の上昇率は前月から鈍化したものの、依然として高水準。企業は引き続き、運送費・人件費・原材料費などの経費を顧客に転嫁した。
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