相続税などを計算する基準となる「路線価」が公表され、県内の平均は1.9%の値上がりで4年連続の上昇となりました。

路線価は、1月1日の時点で国税庁が算定した主な道路に面した土地の1平方メートルあたりの評価額で、相続税や贈与税を計算する基準となります。

ことしの路線価が1日公表され、県内5723地点の平均は去年に比べて1.9%上がり、4年連続の上昇となりました。

県内で最も高かったのは44年連続で岡山市北区本町の市役所筋東側で192万円でした。

去年より13万円値上がりしましたが、上昇率は去年より1.8ポイント下がって7.3%でした。

今回の評価に携わった岡山県不動産鑑定士協会の藤原康正さんは「JR岡山駅の路面電車の乗り入れ工事や新たな不動産の開発の影響で地価は上昇しているが、建築費の価格が上がり再開発が滞っているため上昇率は去年より下がっている」と分析しています。

また、県内13の税務署が管轄する地域ごとの最高価格でみると上昇したのは岡山東・岡山西・西大寺・倉敷の4か所で、西大寺は去年の横ばいから上昇に転じました。

下落したのは高梁の1か所で去年の横ばいから下落に転じています。
そのほかの瀬戸・児島・玉島・津山・玉野・笠岡・新見・久世は横ばいでした。

このうち玉島は、去年の上昇から横ばいに転じています。

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