イスラエル軍が避難命令を出していたパレスチナ自治区ガザ北部では夜間に大規模な爆撃があった。イスラエルに29日空爆された避難場所、30日撮影(2025年 ロイター/Mahmoud Issa)
[カイロ/エルサレム 30日 ロイター] – イスラエル軍が避難命令を出していたパレスチナ自治区ガザ北部では夜間に大規模な爆撃があった。地元住民や当局が30日に明らかにした。
5人の子どもを持つガザ市在住の男性サラーさん(60)は「学校も家も爆撃された。まるで地震のようだった。ニュースでは停戦が近いと聞くが、地上では死を目にし、爆発音が聞こえる」と語った。
住民らによると、イスラエル軍の戦車がガザ市ザイトゥーン郊外の東部地域に押し寄せ、北部のいくつかの地域を砲撃する一方、避難していた多数の人々に退去を命じた後、航空機が少なくとも学校4カ所を爆撃した。
イスラエル軍は、民間人へのリスク軽減の措置を講じた上で、ガザ北部の武装勢力を攻撃したと発表した。
保健当局によると、30日のイスラエル軍の攻撃で少なくとも38人が死亡した。ザイトゥーンで10人、ガザ市南西部で少なくとも13人が死亡した。13人の多くが銃撃によるものだが、住民からは空爆もあったとの報告もある。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
WACOCA: People, Life, Style.